白魔術師がその修行を通して求めるのは、生命力の集中です。
白魔術師は、「神聖」「聖霊」を人間性の中におろし、神の法を、影の王国の中に行き渡らせようとすること。神の力を霊的目的のために活用することに白魔術の本質があります。
白魔術師は、自分が扱おうとする諸力と技法を学び、集中するために、一定の文句や技法を使います。それは生命の樹に基づいており、その心の背後には、樹の図式も持っています。この生命の樹が、神聖の象徴体系であり、すべての体系がここに結びつく本質的な設計図となリます。
カバラは、西洋の神秘力では、最高の基礎作業と最高の体系を供給してくれます。クリスチャン・カバラは本質的にいって神の力を活用する技法です。様々な神格のチカラは、常に神の使者とみなされます。この原理は、宇宙意識コスモスという集中観念に結集します。この神の法が、現象界をすべてにわたって支配しています。生命の樹の体系の中に現れているカバラ的観念は、純粋性、健全性、明瞭性を持っています。この生命の樹が、意識の高揚と、神聖力・聖霊力を図る魔術儀式に無上の体系となっています。
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