White Magic. タロットは白魔術

ほとんど人が、現在使用している、ウェイト版タロットカード(ライダー版)は、

魔術結社ゴールデンドーン黄金の夜明け団所属の、

アーサー・ウェイトが作成したカードであり、

生命の樹・カバラに結びつけた、白魔術の一種の技法と解釈されます。

前回、少し説明した、生命の樹は22個の小径を持ち、

タロットカードの大アルカナ22枚に関連付けられている。

タロットカードは、神や宇宙を包括するあらゆるものから、

未知の智慧を読み取る道具、タロットという白魔術の技法と言えます。


タロットカードの簡易な歴史。

15世紀にはタロットカードが一般的に存在、トランプ的な遊戯や賭博に使用されていた。18世紀には生産地マルセイユにちなみ★マルセイユ版タロット★と呼ばれ、タロットを神秘的な物と見る風潮が高まリます。占い師エッティラが、エジプト起源説によってタロットに神秘主義な意味づけし、四大元素を当てはめ、占星術などを結びつけました。

その後、エリファス・レヴィ・サヘドが、タロットとカバラ哲学との関係を体系化し、その中で大アルカナ22枚とヘブライ文字22文字の対応関係を結びつけました。

薔薇十字会を設立したパピュスは、カバラの基本である形成の書のヘブライ文字と世界の構成諸要素を対応させる思想に基づきヘブライ文字を7惑星・12星座と対応させます。小アルカナについてもカバラの象意を配当。ワンド・カップ・ソード・コインのスートに、それぞれヤハウェの名前、さらに各スートの1から10までの数札に生命の樹におけるケテルからマルクトまでのセフィラを関連付けた。

最終的には、カバラを継承する魔術結社黄金の夜明け団で、タロットとヘブライ文字との関係付け、タロットと7惑星・12星座との関係付けも改めて行った上、小アルカナについてもワンド・カップ・ソード・ペンタクルにカバラの創世論におけるアツィルト・ブリアー・イェツィラー・アッシャーの四つの世界を、キング・クイーン・ナイト・ペイジにはコクマー・ビナー・ティファレト・マルクトのセフィラと、四大元素の火・水・風・地を当てはめている。これが、黄金の夜明け団のアーサー・ウェイトが作成した★ウェイト版タロット(ライダー版)★である。このデッキは単調な数札であった小アルカナすべてに絵柄を与えるという創作を加え、多くの創作タロットに影響を与え、ウェイト版のアイディアに準拠しながら、現在でも絵柄を変えながら広く使用されています。

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