創世記には、エデンの園が登場。
場所は、チグリス・ユーフラテス河というメソポタミア地域。
エデンの園は、大切な豊かな水と、沢山の木々の生い茂る理想郷。
園の中央には「生命の樹」と「善悪の知識の木」が植えられてあり、
「善悪の知識の木からは決して実を食べてはならない。」と戒められたが、
善悪の知識の木の実を、アダムが食べ、エデンの園から追放されます。
「生命の樹」に関しては、実を食べると、神に等しき永遠の命を得るとされる。
なぜ、生命の樹の実を食べなかったのか。
それは、アダムの愚かさで、食べるなと言われた方が永遠の命を得られると、
蛇に騙され、欲にかられ食べてしまったのです。
それが欲に支配され、善悪に葛藤しながら生きる人間の誕生です。
さてもう一つの、「生命の樹」は、人類にとって、神になる、神につながる神秘であり、
生命の樹の図形は、人間の魂と、宇宙を包括する図解とも言えます。
この図なしでは、 西洋の文化や伝統、キリスト教は根底から崩れさります。
この図形を、生命の樹(カバラの創世論の図)と呼び、
神秘思想のカバラの大系を集約することができます。
白魔術は、この生命の樹(カバラの創世論の図)を用いた秘術です。
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