数秘術の創始者はピタゴラスが、万物の根源は数であると説き、
数字と物事の関係性や法則に情熱を注ぎ、
探求の果てに数秘学として体系づけたといわれています。
まあ、ギリシャ、エジプト、ローマでも数秘術が使われていた証拠が存在はしてました。
中世はユダヤ教のカバラと呼ばれる聖書解読のテクニックとしても用いられいます。
占術は命術で、運勢傾向や先天的な宿命を占います。
ピタゴラスの後、その思想はプラトンに引き継がれ、数学の原点とも言われます。
カバラとは簡単に言うならば、古代ユダヤの神秘思想です。
神へ近づく、悟りへといたる道筋を示した哲学です。
数字は、神へ近づく道筋、そして世界、全ての神秘を解く鍵であったのです。
その数の魔術、と言われる数秘術が長い時間をかけて伝承されて広まったのが、
カバラの数秘術とされるものの原型です。
カバラは見方を変えると
「内面的意識を進化させ、世の中のために献身的に愛をもって生きる」
ということになります。
その後、バリエッタが提唱した、現代数秘学(モダン・ヌメロロジー)という形で、
そこにセトンのニューソートを抱合して定着していきます。
ニューソートと言うのは「精神(思考)のあり方によって現実は変わる」
という基本的な信条を持っています。
すなわち、ポジティヴ・シンキングなどと呼ばれるようになる一連の思想の源流です。
人を脅すようなネガティヴなものではなく、
あくまで人を前向きにさせるようなポジティヴなものです。
最終的には、セトンの娘ジュノー・ジョーダンが、
現代数秘学(モダン・ヌメロロジー)のメソッドを完成させています。
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